UPC準備委員会が裁判官の採用を再開

UPC準備委員会が裁判官の採用を再開

2019年6月5日

統一特許裁判所(UPC)の準備委員会は、裁判官の採用プロセスを再開すると2019年6月3日に発表しました。この新ラウンドは、2016年の法律系・技術系裁判官の採用を補完するもので、第1ラウンドには応募しなかった人や資格を満たしていなかった人を呼び込むことを目指しています。募集情報によれば、2019年7月29日までに応募する必要があります。

2016年の応募者について、準備委員会は2018年12月19日付のプレスリリースで、「統一特許裁判所の司法職に応募した者には別途連絡があります」 と述べており、応募の更新または取り消しができるようになっています。

法律系・技術系裁判官の応募資格は、UPC協定の第15条およびUPC協定規則 (UPC協定の附属書1) の第2条に記載されています。法律系の裁判官は締約国である自国の裁判所の任用資格を満たしていなければなりません。各締約国の資格情報 (多くの場合は年齢制限を含んでいます) はこちらをご覧ください。英国の詳細情報についてはこちらをご覧ください。UPC裁判官の選任手続きに関する情報の中で年齢制限に関してより具体的に記載されており、法律系の裁判官は高等および最高裁判所での任用の年齢制限を遵守しなければなりませんが、そのような規定がない場合、年齢制限は67歳とされています (これは技術系裁判官にも適用されます)。

UPC裁判官の採用は、暫定適用議定書が発効し、その後UPC協定が発効した後に初めて完了となります。

UPCの開始とさらにドイツで必要となる批准は現在保留中であり、ドイツ連邦憲法裁判所の決定を待っている状況です。この件については2019年後半に決定が下されることが期待されていますが、準備委員会の採用に関する発表と現在のドイツ裁判所の手続きとの間に何らかの関連性があると考えるだけの根拠はありません。むしろ単に約3年近くが経過したことを受け、特に一部の応募者がUPC裁判官として新しいキャリアを始める年齢(または資格が認められる開始時の年齢の上限である67歳) を過ぎてしまった可能性があるため、このタイミングでプロセスを再度行うということが理由であると思われます。

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