オーストリアが UPC協定の暫定適用議定書に署名

オーストリアが UPC協定の暫定適用議定書に署名

2019年2月6日

欧州連合理事会は、オーストリアが統一特許裁判所(UPC) の協定の暫定適用に関する議定書(PPA) に2019年1月29日に署名したことを記録しました( こちら )。PPAは、UPC協定の様々な規定の早期発効を可能にするものであり、また、この「暫定適用期間」中に、裁判官の採用といったUPC制度の開始に向けた最終準備を完了させることが可能となります。第三条に基づき、PPAは、フランス、ドイツ、イギリス及びその他10カ国がUPC協定を批准する、または預託機関に批准の議会の承認を得たことを通知するとともに、PPA(または、本協定の関連規定の暫定的適用)に従うことに同意した日の翌日に発効します。議定書への対応方法が国により異なるため、署名のみ、署名後の批准、または自主的な宣言など、PPAの遵守に同意する様々な方法が第二条に規定されています。オーストリアの場合はPPAの批准が必要ですが、これは比較的迅速かつ正式な手続きになると予測されています。  

オーストリアは、2013年にUPC協定を批准したように(一番最初に批准した国)、PPAを批准した時点で、第三条のPPAの要件を満たしたことになります。フランス、イギリス、そして他の9カ国(ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、スウェーデン)はすでに実施済みです。そのため、暫定適用段階を開始するには、オーストリア(または、他の国)は別として、ドイツのみが手続きを完了する必要があります。ドイツは2015年10月1日にPPAに署名していますが、批准も必要であり、UPC協定の批准とともにPPAの批准も現在、ドイツ憲法裁判所で係属中の憲法上の異議申し立てにより保留となっています。同裁判所の判決(と判決の内容)およびブレグジットがUPCプロジェクトに与える影響については、最新ニュースの記事、 2019年はUPCの年となるでしょうか? で検討されています。  



 
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